スキー旅行においては、通常の旅行以上にスマートフォンの充電対策が必要になります。当然ながらゲレンデにいる間は充電ができないことに加えて、スキー場などの雪山では特に電池の減りが早くなるからです。雪景色や樹氷がきれいだからといってスマートフォンでどんどん写真を撮ってしまうと、普段の感覚よりはるかに早く電池が10%にまで減ってしまった、ということも十分にありえます。スマートフォンの電池には、たいていリチウムイオン電池やリチウムポリマー電池が使用されていますが、これらの電池は一般的に寒さに弱いと言われています。

例えばiPhoneの電池の適正使用温度は0度から35度の間に設定されているため、氷点下になることが多いスキー場では通常よりもパフォーマンスが悪くなるのです。これは、氷点下の環境では電池内部の化学反応が遅くなるためです。いざというときに電池切れを起こさないために、例えば仲間といるときは機内モードにしておくという手があります。スキー場で電波を必要とするのは仲間と連絡を取るときと割り切って、必要が生じるまでは電波を遮断しておくのです。

もちろん、電源を切っておくのもよいのですが、今のスマートフォンは電源オフの状態から起動するのにも多くの電力を消耗しますので、機内モードくらいがちょうど良いかもしれません。通常の旅行では、もし電池が少なくなった場合はどこかで充電させてもらったり、あるいは最後の手段としては乾電池を入れるタイプの簡易充電器をコンビニで買うということもできます。しかしスキー場にはコンセントもコンビニも近くにありません。朝、電池を満タンにしたとして、帰りの車の中や宿泊施設に戻るまでバッテリーを持たせるために、工夫はしておいたほうが良いでしょう。

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