スキー旅行に欠かせないものとして、板や靴などの用具以外にどんなものを思い浮かべますか?カイロなどの防寒グッズ、貴重品を管理するためのポーチ、寒冷地でのスマホの電池の減りに備えてモバイルバッテリーなど、様々なものが考えられますが、意外に見落としがちなのが日焼け対策グッズです。実は、スキー場のゲレンデでの紫外線の量は、真夏の砂浜と同じくらい、紫外線対策が必要になる場所なのです。というのは、砂浜の紫外線反射率が20%程度であるのに比べて雪面は80%もあり、さらに標高が1000m高くなると紫外線は約10%程度増加するからです。このように、ゲレンデでは上からも下からも夏の砂浜と同じかそれ以上の紫外線を受けることになります。

したがってスキー旅行の際には、きちんと滑る前に日焼け対策を行うことが重要になってくるのです。紫外線を防ぐためにはサングラスやUVカットのゴーグルなども有効ですが、これだけでは目の周りだけが日焼けから守られ、頬や口周りなどの日光にさらされる場所だけが日焼けする、いわゆるパンダ状態になってしまいます。夏の旅行と同じように、やはり日焼け止めはスキー旅行にとって必需品の1つと言えます。もちろん、日焼け止め効果のあるファンデーションなど化粧品を用いることも効果的ですし、日焼け止めを塗りにくい唇にはUV対応のリップクリームを塗っておくと良いでしょう。

また、これは防寒の意味でも必須ですが、上から特に強い紫外線を受ける頭皮を守るために、バンダナやネックウォーマーのみに頼らず、きちんと帽子をかぶっておくことが重要です。

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